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月次倒産分析レポート(2014年)
■2014年2月度の倒産状況
倒産件数:782件(前年同月比 -14.62%)
負債総額:1,161億9,500万円(前年同月比 -32.43%)
中小企業金融円滑化法に基づく返済猶予利用後の倒産:23件発生
倒産件数は782件となり、前年同月比で14.6%減少しています。前年同月比の減少期間は過去6番目となる16ヵ月連続に延びました(過去最長は1985年1月から1990年9月の69ヵ月連続減少、過去5番目は1977年12月から1979年4月の17ヵ月連続減少)。2月としてはバブル期の1991年(677件)以来、23年ぶりに900件を下回りました。企業倒産は、中小企業金融モニタリング体制の効果に加えて、金融機関が中小企業のリスケ要請に応じるなど、倒産が抑制された状況が続いています。
負債総額は1,161億9,500万円であり、前年同月比で32.4%減少しました。負債100億円以上の大型倒産は3ヵ月ぶりに発生がなく、負債10億円以上は19件(前年同月28件)にとどまりました。負債10億円以上の倒産件数が20件を下回ったのは、1990年11月(17件)以来、23年3ヵ月ぶりとなります。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
株式会社東京商工リサーチによる全国企業倒産状況はこちらをご参照ください。
■2014年1月度の倒産状況
倒産件数:864件(前年同月比 -7.49%)
負債総額:3,151億4,900万円(前年同月比 +40.30%)
中小企業金融円滑化法に基づく返済猶予利用後の倒産:30件発生
倒産件数は864件となり、前年同月比で7.49%減少しています。前年同月比の減少期間は15ヵ月連続となり、過去6番目の長さです(過去最長は1985年1月から1990年9月の69ヵ月連続減少、過去5番目は1977年12月から1979年4月の17ヵ月連続減少)。また、1月度としてはバブル景気時の1991年以来23年ぶりに900件を下回っています。
金融機関が引き続き中小企業のリスケ要請に応じているほか、中小企業金融モニタリング体制の効果などで、倒産が抑制された状況が続いています。
負債総額は3,151億4,900万円となり、前年同月比で40.30%増加し、4ヵ月ぶりに前年同月を上回りました。これは、土地売買のエヌ・エス・アール(株)(東京・負債1,650億円・破産)の大型倒産が発生し、負債を押し上げたことが要因です。この1件だけで月次負債総額の過半数(構成比52.3%)を占めています。ただし、全体では負債1億円未満が7割を占めるなど、依然として小規模企業の倒産が多い状況です。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
株式会社東京商工リサーチによる全国企業倒産状況はこちらをご参照ください。
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