月次倒産分析レポート(2016年)

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2016年11月倒産状況

2016年12月30日更新

■2016年11月度の倒産状況
倒産件数:693件(前年同月比 -2.53%)
負債総額:5,944億8,400万円(前年同月比 +319.68%)
倒産件数は、693件となり、前年同月比で2.53%減少し、3ヵ月連続で前年同月を下回っています。11月度の倒産件数としては1990年以来の700件を下回る低水準となっています。金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加え、大手企業を中心とした業績拡大に牽引され、景気が底上げされていることが要因と考えられます。

負債総額は5,944億8,400万円と前年同月比で319.68%増加し、2013年4月以来、3年7ヵ月ぶりに月次負債が5,000億円を上回っています。負債総額が増加した要因としては、パナソニックプラズマディスプレイ(株)、1社のみで負債総額が5,000億円にのぼり、月次負債の84.1%を占めたことがあげられます。しかし、負債1億円未満の倒産が500件と約70%を占めており、依然として小規模倒産が多い状況です。

(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2016年10月倒産状況

2016年11月25日更新

■2016年10月度の倒産状況
倒産件数:683件(前年同月比 -7.95%)
負債総額:1,112億3,500万円(前年同月比 +4.70%)
倒産件数は、683件となり、前年同月比で7.95%減少し、2ヵ月連続で前年同月を下回っています。10月度の倒産件数としては1990年以来の700件を下回る低水準となっています。金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加え、大手企業を中心とした業績拡大に牽引され、景気が底上げされていることが要因と考えられます。

負債総額は1,112億3,500万円と前年同月比で4.70%増加し、2ヵ月ぶりに前年同月を上回っています。しかし、10月の負債総額としては、過去20年間で2015年に次いで2番目に少なく、負債1億円未満の倒産が481件と約70%を占めており、依然として小規模倒産が多い状況です。

(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2016年9月倒産状況

2016年10月28日更新

■2016年9月度の倒産状況
倒産件数:649件(前年同月比 -3.56%)
負債総額:850億6,300万円(前年同月比 -68.59%)
倒産件数は、649件となり、前年同月比で3.56%減少し、2ヵ月ぶりに前年同月を下回っています。9月度の倒産件数としては1990年以来の低水準であり、月次の倒産件数としては今年最少となっています。金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加え、大手企業を中心とした業績拡大に牽引され、景気が底上げされていることが要因と考えられます。

負債総額は850億6,300万円と前年同月比で68.59%減少し、3ヵ月ぶりに前年同月を下回っています。月次の負債総額としては、2015年8月以来1年1ヵ月ぶりに1,000億円を割り込むとともに、負債1億円未満の倒産が480件で約70%を占めるなど依然として小規模倒産が多い状況です。

(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2016年8月倒産状況

2016年09月30日更新

■2016年8月度の倒産状況
倒産件数:726件(前年同月比 +14.87%)
負債総額:1,260億4,900万円(前年同月比 +28.75%)
倒産件数は、726件となり、前年同月比で14.87%増加し、6ヵ月ぶりに前年同月を上回っていますが、8月度の倒産件数としては1997年以降で2番目に少ない件数であり、依然として低い水準となりました。金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加え、大手企業を中心とした業績拡大に牽引され、景気が底上げされていることが要因と考えられます。

負債総額は1,260億4,900万円と前年同月比で28.75%増加し、2ヵ月連続で前年同月を上回っています。負債10億円以上の大型倒産が15件と7月度と並んで今年最少となり、負債1億円未満が541件で全体の約70%を占めるなど小規模倒産が多い状況です。

(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2016年7月倒産状況

2016年08月26日更新

■2016年7月度の倒産状況
倒産件数:712件(前年同月比 -9.52%)
負債総額:1,240億1,900万円(前年同月比 +3.29%)
倒産件数は、712件となり、前年同月比で9.52%減少し、5ヵ月連続で前年同月を下回っています。7月度の倒産件数としては1991年以降で最少となりました。金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加え、大手企業を中心とした業績拡大に牽引され、景気が底上げされていることが要因と考えられます。

負債総額は1,240億1,900万円と前年同月比で3.29%増加し、5ヵ月ぶりに前年同月を上回っています。負債10億円以上の大型倒産が今年最少の15件となるとともに、負債1億円未満が515件で全体の約70%を占めるなど小規模倒産が目立ちました。

(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2016年6月倒産状況

2016年07月29日更新

■2016年6月度の倒産状況
倒産件数:763件(前年同月比 -7.40%)
負債総額:1,080億6,500万円(前年同月比 -14..81%)
倒産件数は、763件となり、前年同月比で7.40%減少し、4ヵ月連続で前年同月を下回っています。6月度の倒産件数としては1990年以来、26年ぶりに800件を下回りました。金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加え、大手企業を中心とした業績拡大に牽引され、景気が底上げされていることが要因と考えられます。

負債総額は1,080億6,500万円と前年同月比で14.81%減少し、4ヵ月連続で前年同月を下回っています。6月度としては過去20年間で最小規模にとどまっており、負債総額が100億円以上の大型倒産が2ヵ月ぶりに発生がなくなるなど、小規模倒産が目立ちました。

(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2016年5月倒産状況

2016年06月24日更新

■2016年5月度の倒産状況
倒産件数:671件(前年同月比 -7.32%)
負債総額:1,158億5,200万円(前年同月比 -9..31%)
倒産件数は、671件となり、前年同月比で7.3%減少し、3ヵ月連続で前年同月を下回っています。5月度の倒産件数としては1990年以来、26年ぶりに700件を下回っています。金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加え、大手企業を中心とした業績拡大に牽引され、景気が底上げされていることが要因と考えられます。

負債総額は1,158億5,200万円と前年同月比で9.31%減少し、3ヵ月連続で前年同月を下回っています。5月としては過去20年間で最小規模にとどまっており、負債1億円未満が486件で全体の約70%を占めるなど小規模倒産が目立ちました。

(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2016年4月倒産状況

2016年05月27日更新

■2016年4月度の倒産状況
倒産件数:695件(前年同月比 -7.08%)
負債総額:1,033億4,400万円(前年同月比 -46..39%)
倒産件数は、695件となり、前年同月比で7.08%減少し、2ヵ月連続で前年同月を下回っています。4月度の倒産件数としては1990年以来、26年ぶりに700件を下回っています。金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加え、大手企業を中心とした業績拡大に牽引され、景気が底上げされていることが要因と考えられます。

負債総額は1,033億4,400万円と前年同月比で46.39%減少し、負債額が10億円以上の大型倒産は16件であり、2015年9月以来の20件割れとなってます。平均負債額が4月としては過去20年間で最少の1億4,800万円となるなど、小規模倒産が目立ちました。

(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2016年3月倒産状況

2016年04月29日更新

■2016年3月度の倒産状況
倒産件数:746件(前年同月比 -13.15%)
負債総額:1,758億9,900万円(前年同月比 -21..34%)
倒産件数は、746件となり、前年同月比で13.15%減少し、2ヵ月ぶりに前年同月を下回っています。3月度の倒産件数としては1991年以来、25年ぶりに800件を下回っています。金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加え、大手輸出企業を中心とした業績拡大に牽引され、景気が底上げされていることが要因と考えられます。

負債総額は1,758億9,900万円と前年同月比で21.34%減少し、2ヵ月ぶりに前年同月を下回っており、負債額が10億円以上の大型倒産は29件で5ヵ月ぶりに前年同月を下回っています。

(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2016年2月倒産状況

2016年03月25日更新

■2016年2月度の倒産状況
倒産件数:723件(前年同月比 +4.47%)
負債総額:1,635億1,600万円(前年同月比 +8.15%)
倒産件数は、723件となり、前年同月比で4.4%増加し、2ヵ月ぶりに前年同月を上回っています。また3ヵ月ぶりの700件超えで、2月としては4年ぶりに前年を上回っていますが、件数としては低水準であることに変わりはありません。金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加え、大手輸出企業を中心とした業績拡大に牽引され、景気が底上げされていることが要因と考えられます。しかし、2015年12月に船舶運航管理会社グループの会社更生手続き開始による影響で前年同月比で増加に転じ、当月も前年同月を上回るなど、倒産件数に下げ止まりの兆しも見られ、今後の推移に注目する必要があります。

負債総額は1,635億1,600万円と前年同月比で8.1%増加し、2ヵ月ぶりに前年同月を上回っています。負債額が10億円以上の大型倒産は34件で4ヵ月連続で前年同月を上回っています。

(株式会社東京商工リサーチ調査による)

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