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月次倒産分析レポート(2017年)
■2017年11月度の倒産状況
倒産件数:677件(前年同月比 -2.30%)
負債総額:1,456億6,300万円(前年同月比 -75.49%)
倒産件数は、前年同月比2.3%減の677件となり、3カ月ぶりに前年同月を下回りました。こうしたなか都道府県別では、前年同月比増加が24道府県、減少が21都県になり、3カ月連続で「増加」が「減少」を上回りました。これは、リーマン・ショックがあった2008年6月から2009年3月までの10カ月連続以来のことで、全国的な倒産減少の「底打ち」がうかがえます。
負債総額は前年同月比75.4%減の1,456億6,300万円と大幅減になりました。これは、前年同月には、パナソニックプラズマディスプレイ(株)(負債5,000億円・特別清算)の大型倒産が発生したことによる反動減。負債額別では、1億円未満が516件と全体の約8割を占めるなど、小規模企業倒産を中心に推移しております。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2017年10月度の倒産状況
倒産件数:733件(前年同月比 +7.32%)
負債総額:958億7,900万円(前年同月比 -13.80%)
倒産件数は、前年同月比7.3%増の733件となり、2011年7月以来、6年3カ月ぶりに2カ月連続で前年同月を上回りました。本年3月以降は前年同月比増加(3月、5月、7月、9月)と減少(4月、6月、8月)を繰り返しておりましたが、ここにきて倒産減少の「底打ち」の動きが強まりをみせております。
負債総額は前年同月比13.8%減の958億7,900万円となり、8月(923億7,500万円)に次いで今年2番目に少ない金額となりました。負債額1億円未満の倒産が557件と当月倒産件数の約7割を占めており、依然として小規模倒産が多い状況です。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2017年9月度の倒産状況
倒産件数:679件(前年同月比 +4.62%)
負債総額:1,158億200万円(前年同月比 +36.13%)
倒産件数は、前年同月比4.6%増の679件となり、2カ月ぶりに前年同月を上回りました。本年3月以降は前年同月比増加(3月、5月、7月、9月)と減少(4月、6月、8月)を繰り返す一進一退の推移が続いております。
負債総額は前年同月比36.1%増の1,158億200万円となり、3ヵ月ぶりに前年同月を上回りました。負債額1億円未満の倒産が504件と当月倒産件数の約7割を占めており、依然として小規模倒産が多い状況です。このほか上場企業倒産は、東証2部と名証2部上場の㈱郷鉄工所が1件発生しており、6月の東証1部上場のタカタ㈱に次いで今年2例目となりました。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2017年8月度の倒産状況
倒産件数:639件(前年同月比 -11.98%)
負債総額:923億7,500万円(前年同月比 -26.71%)
倒産件数は、前年同月比11.9%減の639件となり、2ヵ月ぶりに前年同月を下回りました。1月(605件)に次いで今年2番目に少ない件数であり、8月としても2015年(632件)以来の2年ぶりの700件割れになるなど低水準な推移に変わりありません。
負債総額は前年同月比26.7%減の923億7,500万円となり、2ヵ月連続で前年同月を下回り、2016年9月(850億6,300万円)以来の1,000億円割れとなりました。負債1億円未満が500件と当月倒産件数の約8割を占めており、小規模倒産が中心で推移しております。また、負債100億円以上の大型倒産は2ヵ月連続の発生しておりません。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2017年7月度の倒産状況
倒産件数:714件(前年同月比 +0.28%)
負債総額:1,098億8,500万円(前年同月比 -11.39%)
倒産件数は、前年同月比0.2%増の714件となり、2カ月ぶりに前年同月を上回りました。本年3月以降は前年同月比増加(3月、5月、7月)と減少(4月、6月)を繰り返す一進一退の推移が続いております。
負債総額は前年同月比11.3%減の1,098億8,500万円となり、2ヵ月ぶりに前年同月を下回りました。負債額1億円未満の倒産が533件と当月倒産件数の約7割を占めており、依然として小規模倒産が多い状況です。負債100億円以上の大型倒産は2カ月ぶりに発生しておりません。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2017年6月度の倒産状況
倒産件数:706件(前年同月比 -7.47%)
負債総額:1兆5,883億3,900万円(前年同月比 +1369.79%)
倒産件数は、前年同月比7.4%減の706件となり、2カ月ぶりに前年同月を下回りました。6月としては1990年(516件)以来27年ぶりの低水準であり、金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加えて、国内景気の緩やかな拡大も影響していると考えられます。
負債総額は前年同月比1369.7%増の1兆5,883億3,900万円と大幅に増加しました。これは、製造業として戦後最大の倒産となった自動車部品製造のタカタ(株)(負債1兆5,024億円)の民事再生法申請が影響しています。一方で、タカタ(株)分を除いた月次の負債総額は859億3,900万円と今年最少となりました。また、負債額1億円未満の倒産が548件と当月倒産件数の約7割を占めており、依然として小規模倒産が多い状況です。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2017年5月度の倒産状況
倒産件数:802件(前年同月比 +19.52%)
負債総額:1,069億1,700万円(前年同月比 -7.71%)
倒産件数は、前年同月比19.5%増の802件となり、2カ月ぶりに前年同月を上回りました。月次で800件を上回ったのは、2015年6月(824件)以来1年11カ月ぶりですが、依然として低水準な基調に変化はありません。
負債総額は前年同月比7.7%減の1,069億1,700万円となり、2ヵ月ぶりに前年同月を下回りました。負債額1億円未満の倒産が599件と当月倒産件数の約7割を占めており、依然として小規模倒産が多い状況です。負債10億円以上の大型倒産は16件(前年同月19件)にとどまり、負債100億円以上の大型倒産は2カ月連続で発生しておりません。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2017年4月度の倒産状況
倒産件数:680件(前年同月比 -2.15%)
負債総額:1,040億6,000万円(前年同月比 +0.69%)
倒産件数は、前年同月比2.1%減の680件となり、2カ月ぶりに前年同月を下回りました。金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加えて、国内景気の緩やかな拡大を背景に、経営改善がみられる企業への貸出増なども影響していると考えられます。一方で、前年同月比の減少率2.1%は直近1年間では最も低率で、倒産減少のピッチが鈍くなっていることが窺えます。
負債総額は前年同月比0.6%増の1,040億6,000万円となり、3ヵ月ぶりに前年同月を上回りました。負債額別では、負債10億円以上の大型倒産が20件(前年同月比25.0%増)発生しており、2カ月連続で前年同月を上回っています。ただし、負債100億円以上の大型倒産は2カ月ぶりに発生しておりません。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
株式会社東京商工リサーチによる全国企業倒産状況はこちらをご参照ください。
■2017年3月度の倒産状況
倒産件数:786件(前年同月比 +5.3%)
負債総額:1,668億100万円(前年同月比 -5.1%)
倒産件数は、786件となり、前年同月比で5.3%増加し、3カ月ぶりに前年同月を上回りました。都道府県別では、前年同月より増加が22道府県、減少が22都県と拮抗し、地区別では9地区のうち5地区で前年同月を上回るなど、倒産件数の減少傾向に「底打ち」が窺えます。
負債総額は前年同月比5.1%減の1,668億100万円となり、2ヵ月ぶりに前年同月を下回っています。要因としては、1年1カ月ぶりに30件を上回り、負債100億円以上の大型倒産が2件であったことが影響しています。負債1億円未満の倒産が563件と70%超を占めており、依然として小規模倒産が多い状況です。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
株式会社東京商工リサーチによる全国企業倒産状況はこちらをご参照ください。
■2017年2月度の倒産状況
倒産件数:688件(前年同月比 -4.8%)
負債総額:1,158億3,400万円(前年同月比 -29.1%)
倒産件数は、688件となり、前年同月比で4.8%減少し、2ヵ月連続で前年同月を下回っています。2月としては1991年以来、26年ぶりの低水準にとどまっています。
金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることに加え、国内景気の緩やかな回復、財務内容に改善の兆しがみえる企業への貸出増などが要因と考えられます。
負債総額は前年同月比29.1%減の1,158億3,400万円となり、2ヵ月ぶりに前年同月を下回っています。要因としては、負債100億円以上の大型倒産が8ヵ月ぶりに発生しなかったことが影響しています。負債1億円未満の倒産が505件と70%超を占めており、依然として小規模倒産が多い状況です。
(株式会社東京商工リサーチ調査による)
株式会社東京商工リサーチによる全国企業倒産状況はこちらをご参照ください。
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