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月次倒産分析レポート(2019年)
■2019年11月度の倒産状況
倒産件数:727件(前年同月比 +1.2%)
負債総額:1,224億5,200万円(前年同月比 +0.9%)
倒産件数は前年同月比1.25%増(9件増)、3カ月連続で前年同月を上回り、6月に次ぐ今年4番目の水準となりました。11月度では2年連続で前年同月を上回りましたが、1990年以降の30年間では2018年に次いで、6番目の低水準にとどまりました。
負債総額は前年同月比0.9%増の1,224億5,200万円となり、6カ月ぶりに前年同月を上回りました。11月度としては、この30年間で2018年に次ぐ、3番目の低水準となりました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、小口倒産を中心に推移していますが、負債額1億円以上5億円未満が大幅に増加し、中堅企業にも倒産が広がり始めています。(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2019年10月度の倒産状況
倒産件数:780件(前年同月比 +6.8%)
負債総額:885億7,800万円(前年同月比 -24.6%)
倒産件数は前年同月比6.8%増(50件増)、2カ月連続で前年同月を上回り、7月に次ぐ今年2番目の高水準となりました。10月度では2年ぶりに前年同月を上りましたが、1990年以降の30年間では2015年(742件)に次いで、6番目の低水準にとどまりました。
負債総額は前年同月比24.6%減の885億7,800万円となり、5カ月連続で前年同月を下回りました。10月度で負債が1,000億円割れとなったのは2年ぶりであり、この30年間で最少を記録しました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、依然として小口倒産を中心に推移しています。(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2019年9月度の倒産状況
倒産件数:702件(前年同月比 +13.0%)
負債総額:1,129億8,500万円(前年同月比 -38.66%)
倒産件数は前年同月比13.0%増(81件増)、2カ月ぶりに前年同月を上回り、7月以来、2カ月ぶりに700件を超えました。9月度としては2年ぶりに前年同月を上回りましたが、1990年以降の30年間では2017年に次いで6番目の低水準にとどまりました。
負債総額は前年同月比38.66%減の1,129億8,500万円となり、4カ月連続で前年同月を下回りました。9月度としてが30年間で3番目の低水準となりました。これは前年同月に会員向け食品通販の(株)ケフィア事業振興会と関連15社の連鎖倒産が発生した反動で大幅に減少しました。一方、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、依然として小口倒産を中心に推移しています。(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2019年8月度の倒産状況
倒産件数:678件(前年同月比 -2.3%)
負債総額:871億4,900万円(前年同月比 -28.1%)
倒産件数は前年同月比2.3%減(16件減)、5月以来、3カ月ぶりに前年同月を下回り、600件台となりました。8月度としては2年ぶりに前年同月を下回り、1990年以降の30年間では2017年(639件)に次いで、4番目の低水準にとどまりました。
負債総額は前年同月比28.1%減の871億4,900万円となり、3カ月連続で前年同月を下回りました。8月度で負債が1,000億円を下回ったのは、2017年以来、2年ぶりとなり、この30年間では最少を記録しました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割以上を占めており、依然として小口倒産を中心に推移しています。(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2019年7月度の倒産状況
倒産件数:802件(前年同月比 +14.2%)
負債総額:934億円(前年同月比 -17.1%)
倒産件数は前年同月比14.2%増(100件増)、1年9カ月(21カ月)ぶりに2カ月連続で前年同月を上回りました。7月度としては2014年(882件)以来の800件台となりましたが、1990年以降の30年間では2015年(787件)に次いで、6番目の低水準にとどまりました。
負債総額は前年同月比17.1%減の934億円となり、2カ月連続で前年同月を下回りました。7月度で負債が1000億円を下回ったのは、1990年以来、29年ぶりとなり、負債100億円以上の大型倒産はゼロとなりました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割を占めており、小口倒産へのシフトを強めました。(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2019年6月度の倒産状況
倒産件数:734件(前年同月比 +6.3%)
負債総額:869億5,700万円(前年同月比 -60.3%)
倒産件数は前年同月比6.3%増(44件増)、5カ月ぶりに前年同月を上回り、2018年11月以来、7カ月ぶりに700件台に乗せました。6月度としては1990年以降で2017年(706件)に次いで、4番目の低水準にとどまりました。
負債総額は前年同月比60.3%減の869億5,700万円となり、3カ月ぶりに前年同月を下回りました。6月度で負債が1,000億円を下回ったのは、1989年(814億6,900万円)以来、30年ぶりとなりました。負債100億円以上の倒産はゼロとなり、負債額1億円未満の倒産が全体の7割を占めています。依然として、小口倒産を中心に推移しています。(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2019年5月度の倒産状況
倒産件数:695件(前年同月比 -9.3%)
負債総額:1,074億6,500万円(前年同月比 +2.9%)
倒産件数は前年同月比9.3%減(72件減)、4カ月連続で前年同月より減少しました。5月度としては、2年連続で前年を下回り、1990年以降の30年間では2016年(671件)に次いで、3番目の低水準にとどまりました。
負債総額は前年同月比2.9%増の1,074億6,500万円となり、2カ月連続で前年同月を上回りました。5月度では、2012年(2,825億5,800万円)以来、7年ぶりに前年を上回りました。これは負債額50億円以上100億円未満の倒産が3件(前年同月1件)発生し、負債総額を押し上げたことが要因です。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の7割を占めており、小・零細規模を中心にした推移に変化はおりません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2019年4月度の倒産状況
倒産件数:545件(前年同月比 -0.7%)
負債総額:1,069億1,600万円(前年同月比 +11.9%)
倒産件数は前年同月比0.7%減(5件減)、3カ月連続で前年同月を下回っています。4月度としては、1990年以降の30年間では1990年(526件)に次いで、2番目に少ない水準にとなりました。
負債総額は前年同月比11.9%増の1,069億1,600万円となり、2カ月ぶりに前年同月を上回りました。4月度では、2017年(1,040億6,000万円)以来、2年ぶりに前年を上回り、2カ月ぶりに1,000億円台に乗せました。これは負債100億円以上の大型倒産が2件発生し、負債総額を押し上げました。小・零細規模を中心にした推移に変化はおりません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2019年3月度の倒産状況
倒産件数:662件(前年同月比 -16.0%)
負債総額:971億1,400万円(前年同月比 -26.8%)
倒産件数は前年同月比16.0%減(127件減)、2カ月連続で前年同月を下回っています。3月度としては、3年ぶりに前年同月を下回り、1990年以降の30年間で1990年(502件)に次いで2番目に少ない水準となりました。
負債総額は前年同月比26.8%減の971億1,400万円となり、3カ月ぶりに前年同月を下回りました。また、単月ベースで負債が1,000億円を下回ったのは、2018年12月(817億9,200万円)以来、3カ月ぶりです。
また、3月として1,000億円を下回ったのは1990年(868億4,800万円)以来、29年ぶりです。全体では小・零細規模の倒産を中心にした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)
■2019年2月度の倒産状況
倒産件数:589件(前年同月比 -4.5%)
負債総額:1,955億3,400万円(前年同月比 +117.3%)
倒産件数は前年同月比-4.53%減(28件減)、2カ月ぶりに前年同月を上回っています。2月度としては、1990年(448件)に次いで過去30年で2番目に少ない件数でした。
負債総額は前年同月比117.3%増の1,955億3,400万円となり、2カ月連続で前年同月を上回りました。これは、ブラウン管製造他のMT映像ディスプレイ(株)(大阪・負債1,033億2,600万円)の大型倒産が負債を押し上げたためだと思料されます。ただし、全体では依然として小規模模企業の倒産が大半を占める状態です。(株式会社東京商工リサーチ調査による)
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