月次倒産分析レポート(2021年)

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2021年9月度の倒産状況

2021年11月01日更新

■2021年9月度の倒産状況
倒産件数:505件(前年同月比 ▲10.6%)
負債総額:908億6,000万円(前年同月比 +28.4%)

倒産件数は前年同月比10.6%減(60件減)となり、4か月連続で前年同月を下回りました。9月度では1972年以降の50年間において最低水準を記録しました。政府・自治体、金融機関の資金繰り支援策により、倒産が抑制されていることが窺えます。
9月の「新型コロナウイルス」関連倒産は154件発生し、2021年1月から9月の累計は1,185件に達しています。

負債総額は、前年同月比28.4%増の908億6,000万円となり、2か月連続で前年同月を上回りました。負債総額10億円以上が12件(前年同期11件)、同5億円以上10億円未満が23件(同12件)と増加したことにより、負債総額を押し上げました。一方、負債額1億円未満の倒産が全体の7割を占めており、小・零細規模倒産を主体とした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2021年8月倒産状況

2021年10月01日更新

■2021年8月度の倒産状況
倒産件数:466件(前年同月比 ▲30.1%)
負債総額:909億7,300万円(前年同月比 +25.6%)

倒産件数は前年同月比30.1%減(201件減)となり、3か月連続で前年同月を下回りました。8月度では1972年以降の50年間において最低水準を記録しました。政府・自治体、金融機関の資金繰り支援策により、倒産が抑制されていることが窺えます。
8月の 「新型コロナウイルス」関連倒産は121件発生し、2021年1月から8月の累計は1,026件に達しています。

負債総額は、前年同月比25.6%増の909億7,300万円となり、2か月ぶりに前年同月を上回りました。負債総額10億円以上が25件(前年同期13件)と増加したことにより、負債総額を押し上げました。一方、負債額1億円未満の倒産が全体の7割を占めており、小・零細規模倒産を主体とした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2021年7月倒産状況

2021年09月01日更新

■2021年7月度の倒産状況
倒産件数:476件(前年同月比 ▲39.7%)
負債総額:714億6,500万円(前年同月比 ▲29.1%)

倒産件数は前年同月比39.7%減(303件減)となり、2か月連続で前年同月を下回りました。7月度では1972年以降の50年間において最低水準を記録しました。政府・自治体、金融機関の資金繰り支援策により、倒産が抑制されていることが窺えます。
7月の 「新型コロナウイルス」関連倒産は138件発生し、2020年2月以降の累計は1,702件発生しています。

負債総額は、前年同月比29.1%減の714億6,500万円となり、2か月連続で前年同月を下回りました。負債総額10億円以上が13件(前年同期24件)、同1億円以上5億円未満が68件(同126件)と大型倒産は減少傾向にあり、倒産件数の減少も相俟って負債総額を押し下げました。負債額1億円未満の倒産が全体の8割近くを占めており、小・零細規模倒産を主体とした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2021年6月倒産状況

2021年08月02日更新

■2021年6月度の倒産状況
倒産件数:541件(前年同月比 ▲30.6%)
負債総額:685億6,600万円(前年同月比 ▲46.8%)

倒産件数は前年同月比30.6%減(239件減)となり、前年同月を2か月ぶりに下回りました。6月度では1972年以降の50年間で1990年の516件に次ぐ低水準を記録しました。政府・自治体、金融機関の資金繰り支援策により、倒産が抑制されていることが窺えます。
6月の 「新型コロナウイルス」関連倒産は135件発生し、2020年2月以降の累計は1,560件発生しています。

負債総額は、前年同月比46.8%減の685億6,600万円となり、2か月ぶりに前年同月を下回りました。負債総額50億円以上の倒産が0件であった他、同1億円以上の大型倒産は減少傾向にあり、倒産件数の減少も相俟って負債総額を押し下げました。負債額1億円未満の倒産が全体の7割を占めており、小・零細規模倒産を主体とした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2021年5月倒産状況

2021年07月05日更新

■2021年5月度の倒産状況
倒産件数:472件(前年同月比 +50.3%)
負債総額:1,686億6,400万円(前年同月比 +107.4%)

倒産件数は前年同月比50.3%増(158件増)と大幅に増加しました。前年同月は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言で裁判所の一部業務が縮小したこと等により、倒産件数が低水準となった反動で、11カ月ぶりに前年同月を上回りました。ただし、5月度では1972年以降、2020年の314件に次ぐ2番目の低水準を記録しました。
5月の 「新型コロナウイルス」関連倒産は123件発生し、2020年2月以降の累計は1,425件発生しています。

負債総額は、前年同月比107.3%増の1,686億6,400万円となり、2か月ぶりに前年同月を上回りました。負債100億円以上の倒産は、ホテル経営の(株)東京商事(東京、特別清算、負債額1,005億円)があり、負債総額を大きく引き上げました。負債額1億円未満の倒産が全体の8割近くを占めており、小・零細規模倒産を主体とした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2021年4月倒産状況

2021年06月01日更新

■2021年4月度の倒産状況
倒産件数:477件(前年同月比 ▲35.8%)
負債総額:840億9,800万円(前年同月比 ▲40.5%)

倒産件数は前年同月比35.8%減(266件減)、2020年7月以降、10カ月連続で前年同月を下回りました。4月度では1972年以降の50年間で最低水準を記録しました。政府・自治体、金融機関の資金繰り支援策により、倒産が抑制されていることが窺えます。
4月の「新型コロナウイルス」関連倒産は、134件(2020年2月以降、累計1,299件)発生しています。

負債総額は、前年同月比40.5%減の840億9,800万円となり、2か月ぶりに前年同月を下回りました。負債100億円以上の倒産が1件発生しましたが、同10億円以上が14件(前年同月26件)、同5億円以上10億円未満が14件(同23件)、同1億円以上5億円未満が76件(同152件)と大型倒産は減少傾向にあり、倒産件数の減少も相俟って負債総額を押し下げました。負債額1億円未満の倒産が全体の8割近くを占めており、小・零細規模倒産を主体とした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2021年3月倒産状況

2021年05月06日更新

■2021年3月度の倒産状況
倒産件数:634件(前年同月比 ▲14.3%)
負債総額:1,414億5,300万円(前年同月比 +33.5%)

倒産件数は前年同月比14.3%減(106件減)、7月以降、9カ月連続で前年同月を下回りました。9カ月連続の減少は、2012年11月~2014年3月に次ぐ連続減少期間です。3月度では1972年以降の50年間で3番目の低水準を記録しました。政府・自治体、金融機関の資金繰り支援策により、倒産が抑制されていることが窺えます。
3月の 「新型コロナウイルス」関連倒産は、151件(2020年2月以降、累計1,162件)発生しています。

負債総額は、前年同月比33.5%増の1,414億5,300万円となり、2020年7月以来、8か月ぶりに前年同月を上回りました。負債100億円以上の倒産が2件発生しましたが、負債額1億円未満の倒産が全体の8割近くを占めており、小・零細規模倒産を主体とした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2021年2月倒産状況

2021年04月01日更新

■2021年2月度の倒産状況
倒産件数:474件(前年同月比 ▲38.6%)
負債総額:813億8,800万円(前年同月比 ▲34.7%)

倒産件数は前年同月比31.5%減(205件減)、7月以降、8カ月連続で前年同月を下回りました。8カ月連続の減少は、2015年4月~11月以来5年3ヵ月ぶりです。2月度では1971年以降の50年間で最低水準を記録しました。政府・自治体、金融機関の資金繰り支援策により、倒産が抑制されていることが窺えます。
2月の「新型コロナウイルス」関連倒産は、114件(2020年2月以降、累計1,010件)発生しています。

負債総額は、前年同月比5.3%減の674億9,000万円となり、7カ月連続で前年同月を下回りました。負債100億円超の倒産は発生せず、同10億円以上が15件(前年同月14件)、同5億円以上10億円未満が17件(同26件)、同1億円以上5億円未満が81件(同116件)と大型倒産は減少傾向にあり、倒産件数の減少も相俟って負債総額を押し下げました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の約7割を占めており、小・零細規模倒産を主体とした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2021年1月倒産状況

2021年03月01日更新

■2021年1月度の倒産状況
倒産件数:474件(前年同月比 ▲38.6%)
負債総額:813億8,800万円(前年同月比 ▲34.7%)

倒産件数は前年同月比38.6%減(299件減)、7月以降、7カ月連続で前年同月を下回りました。7カ月連続の減少は2015年4月~11月の8カ月に次ぐ減少になりました。1月度では1971年以降の50年間で3番目の低水準を記録しました。政府・自治体、金融機関の資金繰り支援策により、倒産を抑制できていることが窺えます。
「新型コロナウイルス」関連倒産は、1月は99件(2月以降、累計893件)発生しています。

負債総額は前年同月比34.7%減の813億8,800万円となり、6カ月連続で前年同月を下回りました。負債100億円以上は、製紙業の大興製紙(株)(静岡、会社更生法、負債額140億円)が1件(前年同月2件)発生しましたが、同10億円以上が13件(同16件)、同5億円以上10億円未満が16件(同25件)、同1億円以上5億円未満が94件(同159件)と大型倒産は減少傾向にあり、倒産件数の減少も相俟って負債総額を押し下げました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の約7割を占めており、小・零細規模を中心にした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

2020年12月倒産状況

2021年02月01日更新

■2020年12月度の倒産状況
倒産件数:558件(前年同月比 ▲20.7%)
負債総額:1,385億1,800万円(前年同月比 ▲11.7%)

倒産件数は前年同月比20.7%減(146件減)、7月以降、6カ月連続で前年同月を下回りました。6カ月連続の減少は2015年4月~11月以来、5年1カ月ぶりとなり、12月度では1971年以降の50年間で2番目の低水準を記録しました。政府・自治体、金融機関の資金繰り支援策により、倒産を抑制できていることが窺えます。
「新型コロナウイルス」関連倒産は、12月は93件(2月以降、累計792件)発生しています。

負債総額は前年同月比11.6%減の1,385億1,800万円となり、5カ月連続で前年同月を下回りました。負債500億円以上は、自動車部品製造業の(株)ダイヤメット(新潟、民事再生法、負債額578億円)が1件(前年同月ゼロ)発生しましたが、同10億円以上が14件(同16件)、同5億円以上10億円未満が15件(同22件)、同1億円以上5億円未満が100件(同145件)と大型倒産は減少傾向にあり、倒産件数の減少も相俟って負債総額を押し下げました。なお、負債額1億円未満の倒産が全体の約8割を占めており、小・零細規模を中心にした推移に変化はありません。(株式会社東京商工リサーチ調査による)

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